聞き慣れない尿管や尿路と言う言葉や、芸能人などがこの病気で間違った事を言うので さらに間違って広まっていますが尿道結石と言う物は基本的に少ないです。
尿道とは簡単に言えば(男なら)チンチンの中にある尿路です。膀胱から外界までです。 まず基本的にココで結石はできないと思います。また、ここで引っかかってる状況を尿道結石と呼ぶ事もあるようですが、 ココに引っかかるような結石は、大抵はそれ以前に尿管などで引っかかって尿管結石として既に診断されているはずです。 『尿道結石』と言う間違った記憶のおかげで、チンチンがなく尿道が短い女性は結石にはなら無いなどと言う間違った知識もあるようです。
尿路結石とは、尿路にできる、またはひっかかる結石の総称の言葉です。現在引っかかってる場所で、腎臓、尿管、膀胱 などの呼び名になります。
尿は腎臓で血液から搾り出され
↓
尿管と言う細い管を通り
↓
膀胱に溜まり
↓
尿道を通って排出されます。
基本的には結石は腎臓の腎盂という腎臓内の尿が少し溜りやすい場所(窪み)あたりで結晶ができて大きくなり、それが大きくなってから尿と一緒に流れ出して落ちて着た時に、たいてい尿路と言う細い管の中で引っかかってしまい、激しい痛みを発生させます。慢性の鈍い腰の痛みが続くケースや仙痛と言ったような激しい痛みが伴うケースなどがあります。また結石が尿路を塞いでしまい、腎臓に尿が溜まって腫れる(水腎症?)というケースもあります。この場合腎臓機能が多少低下してムクミやすくなったり疲れやすくなったりします。
結石はカルシウムなどの血液から搾り出された老廃物(ミネラル分等)の成分結晶ですので、誰にでもできる可能性があります。できてすぐなら物凄く小さい結晶ですし、ごく小さい石は途中で引っかからずに普通に流れ出てしまいます。排尿時に膀胱の出口あたりにチクッっと一瞬痛みが走ったりするのが、石が出る時に痛点のある場所にぶつかって刺激した物だったりします。大きくなるまで腎臓の中に残って成長してしまい、大きくなってから流れて引っかかるのが尿路結石という病気であると思ってください。
自覚症状などが全く無く、健康診断・人間ドック等で発見されやすいのは、まだ落ちてきてない腎臓にある石で腎臓結石と診断される場合が多いと思います。
尿路以外の場所に別の理由でできる石に関しては、それぞれ呼び名があると思いますし別の病気です。
腰の痛み
腹痛(前側)の痛み
膀胱の痛み
尿路(腎臓からペニスまで) ピリッと痛みが走るなど
血尿
膀胱から尿道への入り口付近のチクチク感
尿に石や傷つけられた尿管などの組織片が混ざる場合も
脇腹が膨らんだようなゴロゴロした感じ
などです。
経験のない人が痛みから結石を判断するのは無理です。
痛みがある場合は、素人判断で決め付けずにきちんと検査を受けましょう。
女性は泌尿器科の話はあまりしないんですよね。特に若い人は。入院中、女性も結構いましたけど部屋からは出てこない人が多かったかな?ひとりお水系の人がいて、その人はオブラートに包まず物凄い発言してたけど(^^ゞ
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