もう慣れたもので、緊張感に欠ける入院です。
午後3時ごろ病院へ着き、いつもどおり保証金と入院の手続きをする。
今回は前回の石の再治療なので破砕費用も安いはずと思い5万円だけ保証金を入れた。
多分これでまかなえるはず。
正確な事は忘れたが、同じ部位の連続した治療の中での再破砕の場合は安くなるみたいです。
前回の時も居た良く働く看護(学生?)婦さんが迎えに来て病棟へ。
今回も調書をとられて、アレルギー検査。 お風呂は来る前に入ってきたのでパス。 初日にはまったくやる事が無いので、コンビニに買い物へ行く(^^ゞ いつもどおり、ポカリのペットとタバコ。 今日の夕食が最後で、明日の夕食まで食べられない、水分も寝る前頃から禁止。
3度目の破砕でしかも1ヶ月しか経ってないので、もうすっかり慣れて緊張感というものが全くない^^; 友達の家に遊びに来たような感覚。顔見知りの患者さんはもう誰もいない。本を読みながら時間をつぶして就寝。
■ 入院2日目 金曜日
破砕の日、ある程度眠れて6時起床。さて、今朝は朝のうち便通がなければ浣腸で強制排便である^^;
とうとう初体験か?。
タバコを吸い(破砕前はあまり吸ってはいけない)、便意が起きることを願うが・・・・全く気配が無い。 浣腸は多分お湯に入る方の破砕装置の時だけだと思うが前回の時は何とか無理に便意を起こして何とかした。 だが今回はまったく音沙汰なく時間になってしまった。 いくつなっても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。っていうか、モデルみたいな美しいお尻ならいいのだけどね^^; 風俗とは無縁の私にとっては、見ず知らずの人の前で下半身を出すのは恥ずかしい。
看護婦さんが来たので、ベッドに横になりお尻を出して待機(T_T)
さすがに看護婦さんはうまい(⌒ー⌒;
痛くもなくいつの間にかチューブが、、、入っていた^^;
浣腸器って注射器のでかいのをそのまま刺すのかと思いきや、浣腸器にチューブつなげてなので挿入しやすく痛くないようだ。
でも浣腸液が入ってくる感覚もまったくなしのまま、すぐ終わる。人肌に温まってるのかな?
看護婦さん汚いケツですみませんでしたm(_ _;)m
あっという間に、強力な便意・・・・
急いでトイレへ行くのだが、看護婦さんに『出たら見せてください』と言われる。
薬だけ出て終わりとかにならないように確認みたい。
『まぁ、もう恥ずかしさなんてどうでもいいや!』
さて、長く続く便意がおさまるまで個室でゆっくりたっぷり待ってから排便をして、さらにウンコの確認をお願いして部屋に戻る。
後はカテーテルと膀胱鏡だけかな、怖いのは^^;
今朝朝一番の尿と、排便時の尿の時に、なぜか石(砂)が出ました。
左の石がこんな時に落ちてくるなんて(笑)
破砕前のレントゲンを撮りに行き、戻って着替えて待つ。
術後に着易いように、浴衣タイプの病衣。
だんだん時間が近づいてきて看護婦さんが来る。
この看護婦さんは浣腸をしてくれた看護婦さんだけど、いつも笑顔で緊張を解いてくれるのが一番うまい人。
お尻もあっさりとささげる気になりましたから(笑)
さて 恐怖の筋肉注射(-_-;
なんといっても、これが破砕よりも硬膜外麻酔よりこれが一番痛くて怖い。
『うっっ!!!!』
痛さもわかってるし、何とか耐えようとするのだけど、注射した場所を看護婦さんが揉んでくれてる間、どんどん体が逃げていく。
逃げようとしている訳じゃないんだけど、体の防御反応で勝手に動く。
でも今回は、看護婦さんがしっかり揉んでくれたおかげで、なんと退院したらすでに肩は痛くなくなっていました。(^^)
注射の後に「よく揉んで下さいね」と言われたらしっかりと揉んでおく事をお勧めします。
血圧計、心電図計がつけられ、点滴チューブが刺される。 いよいよ硬膜外麻酔。今回も痛くありませんように(T_T) 茹でた海老のように丸くなり、パンツを少しずり下ろされ、背中を消毒され麻酔の為の予備麻酔(局部麻酔)がチクチクッと。
その後に、硬膜外麻酔の針?かチューブを入れられる。
『うっっ!』今回はちと痛いぞ?(゚_。)(。_゚)(゚_。)(。_゚)
麻酔液が入る時また痛い。我慢すれば数分で痛みが薄れるはず。
実は今回予測していた事がある。結石の痛みなどがまったくない状態で破砕を受けにきたから、注射なども前より痛いのではないか? という事。
それが今のところ的中してしまっています。(^^;) 緊張感も初体験の時より無いので痛みにも気づき安い。
さてさて、麻酔が効いてきたことを確かめてから例の工場ロボットの様なSM拘束台の様な機械に乗せられベルトで固定される。
これに吊るされた?乗せられた?まま、天井のレールを移動してバスタブの上へ行き、そのままお湯の中にゆっくり下ろされる。
先月結構暑い日が続いていたいのだけど、数日前から雨模様で結構寒い日が続いている。
今日も寒かったので、パンツ1枚の私は早くお湯に入りたかった。
お湯は前回同様温かくて、とても気持ちがいい(^^)
筋肉注射と背中の麻酔とお湯のおかげで、また眠さが^^;;
『ん?今なんて言ったんだろ?』
すでに眠気に襲われていたので何千発撃つのかが、よく聞こえなかった(笑) さて始まると、やはり最初は軽いので痛くもなく楽ちん。 衝撃波が皮膚に当たる感覚も、お湯に入らない機械よりも痛くない。 まぁ、麻酔のおかげだろうけど。
開始時間は9時20分だったか40分だったか。今回はなかなか寝付けず20分くらい我慢できたが、単調さや暇さなどで、一度ギブアップしておくことにした。 さっそく、痛み止めの点滴が用意される。
常に眠気が強いので目が覚めてるのか眠ってるのかよくわからない。
多分小刻みに寝ていたのだろう。やっと10時を過ぎた。 まだ1時間くらいあるのかと思うとうんざりする(^^;)
まぁ、先生の方が大変だろうけど。。。。
先生だって色々注意しながら撃ってるのだろうけど、こういう作業ってきっと退屈なはずだ。 あと1時間半というのは、おおよその計算からできる。 衝撃波は脈拍にあわせて打つので、大体1分間に60〜80発くらい。
100分で6000〜8000発という計算になる。 前回6000発で割れなかったので、少なくと同じだけはやるだろう。 途中のギブアップ休憩もあるので2時間程度と予測できるわけです。
口をあけたまま寝ていた自分にふと気づいたりしたので、結構眠れたんじゃないだろうかと思う。
10時半頃か、もうギブアップという顔をしてしまった(笑)
さすがに3度目となると、緊張感とかがないし、初めてのことが無いので面白みにかける・・・・といった感じでもあった。
『6000は撃ちましょう。今4000です』と先生に言われた。
いやぁ、退屈そうな顔をしてすみませんでした(^^ゞ
この後もまた眠り込んで気がついたら11時20分くらいになっていた。
先生がオペレーション室から出てきた(^^)
『これはきっと終わりだっ』と思ったら、本当に終わりだった。
『7000撃ちました。でも、芯は残ってるみたい』顔つきからも想像出来るが、やはりうまく割れなかったようだ。
同じ結石を2度目なので先生もかなり工夫してくれたと思うんだけど、やはり10年物の石は頑固らしい。
気絶するくらいの、強い一発で割るとかできないのかな?
さすがに強すぎると腎臓に悪そうだけど。。^^;
前回はストレッチャーに乗せかえられてから、パンツのはきかえをしたけど今回は、機械に吊るされた状態のままパンツを脱がされた( ̄□ ̄;;
機械には、お姫様抱っこされたような格好で乗せられているので、上はタオルがあるけど尻は丸出しじゃない?(笑)
ついでに足を乗せる部分が左右分かれているから、股間からチンチンぶら下がってないか?(-_-;
まぁ、みんなの胸元くらいの高さだから誰も下からのぞかないか(笑)
と、思っていたら、背中のチューブを抜くのと、その後の消毒やガーゼ貼りなどで看護婦さんが下にもぐったのでした(^^;
でもなんで、実際のその時点では恥ずかしさとか感じないんだろうか?
後になってからの方が、恥ずかしさがでてきたりするのです。麻酔などの鎮静効果があるから、精神が高揚しないんだろうね。
『自分はこの時どういう顔をしているんだろうか?』などとも思う。
一度、ほかの人の破砕を見学してみたいものだ。
パンツをはかせてもらい、病衣を着せてもらう。 その後は、布団をかけてもらい、すっかり湯上り状態で心地よい。 術後のレントゲンを撮り、部屋へ。 今回は麻酔の量の加減なのか足が痺れてないので、楽にストレッチャーからベッドへ移動できた。
2時間ほどは安静で水も飲めない。トイレは尿瓶にしなくてはならない。大便はどうするんだ?と思うが浣腸のせいで今は出ないでしょうね。 そうか・・・この事(術後の安静)もあって、朝に出さないといけないかのかな?と、やっと気づいた。 確かにバスタブの中でもらすのも困るが、安静にさせる為にも必要なのですね。
さすがに12時間以上水分を取っていないので、尿意は無い。
2時間を楽に過ごす方法は・・・当然眠る事が一番。麻酔と破砕による体の疲れのおかげで、じゅうぶん眠い。
今日のノルマ1本目の点滴がつなげられて、睡眠に入る。
看護婦さんが見に来るたびに『今何時?』と、うわ言の様に聞いてたらしい(覚えてない)。
看護婦さんが2時間経った事を告げに来る。
早速ポカリをがぶ飲み。
水分を取っていないのと、麻酔のせい?で口がカラカラなのである。
唾さえも出てない^^;
さて、痛みってほどの痛みも無いので、早速喫煙。
確かには最後の腎臓の痛みみたいのは残ったままだが石の痛みのようなひどい痛みは無い。
左がほとんど治ったので、治った気でいたのが間違いの元だった(笑) 秋までかかるかも・・・ですね(^^;)
24時間ぶりの夕食を済ませ。読書。
今夜は眠れるだろうか?
前回の事もあり、あまり病院では熟睡できない不安がある。
案の定、0時過ぎまで眠れなかったが、何とか眠れた。
破砕翌日の朝、検尿・レントゲン・エコー・採血がある。
食後に点滴が開始され、何の変わりも無いいつもの1日。
午前中回診があってレントゲンを見たが、やはりほとんど砕けたような様子が無いのがとても残念であった。
明日退院の許可が出て「もう明日か」と思った。
今回の入院は、前回と違ってあまり長い気がしない。
本を5冊も持ってきたからだろうか、すごしやすい。
相変わらずタバコを吸いまくっている。
トイレの回数が非常に多い(最低1時間に1回)ので、立ったついでにタバコを吸いに行ってしまうのである。(^^;)
午前中に同室の2名が退院した。
6人部屋に1人になってしまった・・・・。
一番安い個室より贅沢な状態。
広くて静かで・・・一番明るい場所でのんびり。
明日までは誰も入院してこないので、今夜は静かな部屋で眠れるだろう。
といっても、車の騒音はすごいが・・・。
朝目が覚めると、今日は何も無いことに気づく。
日曜日なのでレントゲンも無いし回診もない。
退院の日なので、早めに点滴を開始してもらう。
前回右の時は、砕けた砂粒のものすごい小さな粒子くらいは確認できたので、今回はほんとにまったく砕けてないのかな?
少し細くなったように見えたから、多少は砕けてるはずなんだけど目で確認できるほどじゃないのかもしれない。
幅10ミリが9ミリになったところで、出る砂くずはたかが知れているのだろう。
破砕後からなんとなくおなかの調子が悪い。
衝撃波の影響なのか、多少の緊張感のストレスか?
不思議なことに左に結石の時のような痛みが少しある。
レントゲン的には左には引っかかるような大きさの石はまず無いはずである。
右もなんとなく平常よりは痛い気もするが・・・よくわらかない。
腹部の軽い痛みの時は、腸が痛いのか石による痛みなのかがまったく判断がつかないことがある。
私の場合、石で腎臓の背中側が痛むことがほとんどなく、常に前側の腹部が痛くなるから。
ガスがたまって、おなかが少し膨れる感じや、軽い下痢の時は石の痛みが始まる症状に非常に良く似ている。
この時が一番快感である。開放感というべきか。
またまた、1人で電車で帰るので洗髪させて貰えるようにお願いしておいた。
昼の点滴中に『頭洗いますか?』って聞かれたのだけど点滴中じゃ洗えないよね? それとも点滴中だと看護婦さんが手伝ってくれたのかな?聞いてみればよかった。。 洗ってもらえるなら、それはそれで嬉しいし(⌒ー⌒)
看護婦さんというのは結構甘えたくなる存在である(笑)
洗髪後、会計を済ませた。 今回はかなり安い。 高額療養費対象にならないくらいの金額。 同じ石の再破砕なのでという事なのだろう。 でもこの金額じゃ、病院が大変なんじゃないの? 硬膜外麻酔とか、あの人数での補助とか考えると、この金額じゃ病院側もある意味損なんじゃないかと思う。 なんか補助費でもでてるのかな?
荷物をまとめて、ナースステーションに行き退院の最終手続きと挨拶を済ませる。 日曜の午後ののんびりした時間なので、看護婦さんは1人だった。今回の入院は、大して収穫が無かったようだ。
痛い思いした割には、石も出ず、砕けず。
帰宅後、かわいい猫の顔を見てほっとする。
やはり自宅が落ち着く。
入院中はほとんど便意がおきないが帰宅するとリズムが戻って便意がおきた。
まぁ、こんなものだろう。
さて、前回の右の時のように、翌日の緊急入院なんて事にならないように祈りつつぐっすり眠りました。(^^;)
多分1、2週間経ったら次の破砕の予定が決まる。
あまり頻繁に破砕をすると腎臓に影響があるから、少し休憩になるかもしれない。