破砕の翌日は朝に3点セット+採血が待っている。
3点セットとは検尿・エコー・レントゲン。
朝食を済ませると点滴開始。
針は腕に残ったままだから、連結器の所で点滴を繋ぐだけ。
よく考えたら入院前は右腹に軽い鈍痛が慢性的にあったのだから良くなったといえるのではないだろうか?。 ただ、石も砂も全く出てこない。 粉胡椒のようなものすごい小さい粒は幾つか出てた。 でも、あれはほんとにカスでしかない。 本体の大きさから考えれば、割れていればもう少し出てもいいはず・・。 回診で見せてもらったレントゲンでも動きは全く無い。
今日の回診で『明日退院ね』と言われた。 まぁ、健康だし痛みも無いし、石も動きがないし・・・病院にいても意味が無い・・・と解釈。 最初から4日の予定だから明日は予定通りでもある。
さて、絶好調だとやる事が無くて困る。本を買ってくればよかったと後悔しつつ喫煙所で世間話・・・・。
すっかりおなじみのメンバー(笑)
それに30前後の女性2人ともよく話をするようになった。
こういう所では明るく世間話を誰とでもできる人が過ごしやすいみたいだ。
結石の患者であまり重くない人でも、ベッドに閉じこもったまま一人静かにしている人も結構いた。
結石の場合は腎臓などに問題が無ければ歩いたり動き回った方がいいと思うんけど・・・。
観察してると、あまり交流を持たない人は煙草を吸わない事以外にも理由があるみたいだ。
病院では社会での立場や肩書きなどが一切関係が無い。
だから見知らぬ他人との関係性を「肩書き」によって保ってる人にとっては、人間関係が作れないのだろう。
もう一つは、いきなり入院・施術と言う自体になってショックを受けてる人。
男の人は病気に非常に弱い。女の人は、立ち向かったり現状を受け止める力が強いが、男は駄目。
入院したり大病すると、10歳老けてしまうのは大抵男性だ。
まぁ、元々結石の患者は数日だけの滞在だから、長期滞在者がいない場合は交流も糞も無いのだけどね。
私が仲良くなった人達は前立腺がんの人など、よその階の別の病気の人達だったし。
ごめんなさい(^^ゞ
夜になって隣のベッドのおじさんが破砕後初めて喫煙所に顔を出す。
私 :「どうでした?」
おじさん :「ものすごく痛かったよ・・・・(涙) 痛くて汗がすごい出た」
私 :「・・・・・・」
この人は後日大量の砂がどんどんでてきて、順調に回復しているようだった。
蓄尿パックは2500ccだから、毎日看護婦さんに袋の追加を・・・(笑)
他の人は2500cc袋で足りているようだった。もっと飲めよ(-_-;)
喫煙所のところにベルトマッサージャーがある。
これはかなり昔に少し流行った物で腹の贅肉を取るための健康器具。
でもここでは、破砕したあとに内臓を揺らして石を動かす為にやりたい人だけこれを使ったりしてる。
結石と言うのは腫瘍とかと違って、物理的な結晶だから確かに物理療法で落ちる物だと、私も思っている。
縄跳びや、こういう振動させる物は結構有効だと思う。
私もこれを使ってみたが、、、腹の贅肉とチンチンが揺れて揺れて・・・(笑)
ぴっしりしたセミビキニブリーフでも持ってくればよかった。
親の入院の関係でよく病院に行ったけど、「ちゃんと部屋にいてください」とか「煙草はすわないように」とか結構うるさい病院も多い。 うるさいと言うよりは、ここが甘すぎるのかもしれない。^^; まぁ、病気が病気だけに部屋でじっとしていると、治るより石が安定してしまうかもしれないし・・・それを考えるとうろうろしてる方が治療の一環になるのかな?(笑) 夜になって少し微熱37度。 朝おきた時の体温が35.2度で、平均体温は36度くらいだから37度でも少し熱っぽく感じる。^^;
さて明日は退院だ。
明日は日曜日なので朝のレントゲンは無し。
さて、いよいよ今日は退院。
ただし点滴3本済ませてからの退院なので午後になるらしい。
とりあえず今日は朝の検温以外に看護婦巡回はないし回診も無い・・ので、ずぅ〜っと暇。
喫煙所にいりびたり。
昨日今日とやけに煙草の量が増えた。煙草が切れても点滴中だと買い物に行けないので、最初に買いだめしておいて良かったと思う。
それにしても・・・背中の麻酔の跡は少しも痛くないが・・・・筋肉注射の跡がまだ痛い(-_-;)
トイレ時の筋肉を緩めたり締めたりも結構疲れるものです(笑)。 小便するのがめんどくせ〜〜って感じ。
会う人会う人に今日退院の旨を伝えて、挨拶しておく。
喫煙所常連の人達は長期入院の人もそうでない人もまだ入院らしい。
私が結局後から来て先に退院。ニコニコしててすみません(・_・;)
14時頃、点滴が終わって3日間お世話になった点滴針が抜かれる。
結局入れっぱなしだったので刺し傷は1箇所だけで済んだ。退院後の薬ももらったし。あとは清算だけ。
隣のベッドの人にも挨拶すませてナースステーションへ。
ナースステーションで、次回の外来予定日を教えてもらい、診察カードを返してもらう。
「お世話になりました。また来ま〜す(^^)」
「お大事に〜」
形どおりの挨拶(笑)をして帰路に。
結局 この破砕では砂粒くらいのが1粒しか出なかった。でもレントゲン見るとたしかに1/3か1/4くらい上部がなくなってる。 きっと家帰ったら、砂みたいなのが出てくるんだろうな〜。
いやぁ〜 娑婆の空気はうまいなぁ〜(T_T)
入院自体は結構楽しかったのだけど、やはり入院の最大の苦痛は「暇」だろう。
次回は本でも、いや、PCかプレステでも持ち込んだ方が良いかも。。。(・_・;)
初めての方には、私の気持ちが良くわかるはですし、これからの方もこんな感じで気楽に?頑張ってください。
第一回目の破砕入院は、一応これで終わり。
と言えなくは無いのだけど、実は終わりではなかったようです(^^;
退院後は1週間後の外来診察・・・・の予定・・・・・であったのですが・・・・
このシーズン2の最初の破砕はまだ続くのでした(-_-;