今日は午前1番で破砕 多分9時半頃から。
眠いのでコーヒーでも飲みたいが、水分はあまり取らないように言われてるので我慢。
起きがけにお茶を一口飲んだだけ。
温水に入らないタイプの破砕装置の場合、朝の浣腸もないようだ。(^^;)
無理にトイレへ行く事もなくレントゲンだけ撮りに行った。
病衣も脱ぐ必要が無いので、セパレーツ型つまりパジャマで待機。筋肉注射も無いのでものすごい気楽に待つ。
時間が近くなってくると看護婦さんが座薬を持ってきてくれた。
座薬は簡単なので自分で入れる。
苦しい時とか、経験の無い人の場合看護婦さんが入れるのかもしれない、私の場合座薬は16年前に経験済み。
座薬を入れにトイレへ行ったついでに小便も。
昨夜から全然水分も取らなかったし、眠れなかったせいで何度もトイレに行ったのでほとんどでないけど、破砕中にトイレ休止等の迷惑をかけないように、搾り出しておく。
この破砕装置はレントゲン台と同じような台の上に寝るのだけど、レントゲンと違ってウレタンクッションみたいな物がついている。
だから寝心地はそれほど悪くない。
台のお腹にあたる部分が半円形に横から外れるようになっている。
この台が外れた部分に患部がくるようにして、横と言うか下から衝撃波の発射装置で撃つ。
仰向けに横になって長時間耐えられそうなポジションを確保。
点滴の針が入れられる。右腕には血圧計。
前回書かなかったが、この血圧計は数分(5分か10分?)おきに自動的に膨らんで、血圧を測りながらしぼんでいく物。
心電図の電極はない。
あと、右手に車のリモコンキーみたいな物を持たされた。
痛くなったらこれを押して先生に合図するようだ。つまり、部屋には誰もいない状態になるわけ。
『こっちの機械は静電気みたいにピリッって言う感じがしますから。1時間半から2時間くらいです。 じゃぁ はじめます。』と先生。
「パチン、パチン、パチン、パチン」確かに背中の皮膚の部分で静電気がパチンとはじける感じ、内部の腎臓の方では特に何も感じない。 温水の物に比べて、打たれる部分の背中の肌が少し痛い感じがする、丁度、定規でピシッって撃たれるような感じです。 前回もそうだったが、最初の方は痛くない。 それを忘れてて、「なんだ この機械はやはりパワーが弱いんだ・・・・楽勝だ。」なんて思っていた。が、最初は弱いパワーであまり患部に当たってないだけ・・・だった。
しばらくすると、右下腹部の腸というか膀胱と言うか、そのあたりに軽い痛みが走る。 軽い下痢のような軽い痛み。 だんだん腎臓の方も痛くなってくる。 撃たれるたびに衝撃波が腎臓全体に広がって、満遍なく痛みを感じる(T_T) 10分もしないうちにギブアップ。 右手のリモコンボタンを押すと停止させて先生がくる。 実は・・・痛みが強くなってきたら痛み止めの点滴をつけてくれる事を知っていたので^^ゞ先の事を考えてボタンを押したのであった。 でも痛かったのは確かだし、我慢できたとしても後5分くらいだったでしょう。(笑)
ふと右を見るとそこにはモニターがあり、なんとリアルタイムで石が映ってるのが患者にも見えるようになってる。 レントゲン式のモニター装置をずっと当ててるから、放射線の関係でこの部屋には誰も居ないのか・・・と思った。 点滴追加後に再開してからは、ちらちらとそれを見ていた。 あまり割れているようには見えないが、まだ開始してそれほど経ってないわけだし。 前回の経験を踏まえて、ついでに睡眠不足も手伝って、眠る事にした。前回ほどよく眠れないもののやはり眠ったらしい。 時計を見ると10分くらい経っていたかな?
また、かなり痛い。 左側は結石があることは前々から自分で気づいていたが、落ちて来た事が無いので強い痛みというものを感じた事が無い。
だから左側がこんなに痛むのは初めての経験なのでそういう意味でも多分痛かったのではと思う。 右側は慢性なので痛みに慣れていた事は確か。 ただ、やはり麻酔が無いという点なども考えると、こっちの機械の方が痛いのではないだろうか?
少し経ってまたギブアップ。
まだ10時20分頃、始まってからせいぜい30分経ったか経たないかくらいだろう・・・・今からこんな痛いんじゃ先が思いやられる(T_T)
「再開しますの」先生の声のあと、再開される。
再開された瞬間の1発目、衝撃波のあたる背中の皮膚と腎臓がものすごい痛い。
きっとビンゴなのだろうけど、連続で打たれている方が再開の1発目より痛くない。
ただ、連続だと痛みが引く間がないので、蓄積されてやはり痛い。(笑)
つまり、どっちにしても痛い事は痛い。
再開5発目くらいにすぐリモコンボタンを押そうとしたが、再開するとかえって痛いのではないだろうか・・・・などと考え我慢して眠る事にした。
多分また10分後くらいにギブアップ。
痛み止めの点滴が終っていたので、新しい痛み止めの点滴に交換される。
(^^;) どうもです。 でも撃つのを時々休めば我慢できない痛みじゃないんですが・・・。 余計な事をいったら、痛み止め打ってもらえないかもしれないので黙ってる。
やはり即効性の強い痛み止めだったのだろうか?実はこの点滴交換後、熟睡モードに入った。(^^ゞ
目が覚めたら10時55分頃だったと思う。 痛くて目が覚めた。
また、ボタンを押す。
「あれ?止まらない・・・。」
ボタンをちゃんと押してないのではと思い、今度はしっかり強く押す。
先生がオペレーター室のドアから顔だけ出して「もうすぐ終るから続けるね」
しまった・・・・前回と同じパターンだ。(T_T)
「きっとこの痛みは、先生がラストスパートかけてるからだ 」と思って必死に我慢。
モニターを見るが石の形はほとんど変わらず、同じまま。
「まさか、割れてないのか?」
ほどなく衝撃波が停止して「終わりにします」
「6000発です 結構割れたと思いますよ」
また6000発か(^^ゞ
基本は多分3000発くらいだと思うから、やはり割れにくいのかな?
基本とは・・・前回他の破砕入院患者達に聞いて、一番多かったから勝手にそう思ってる。(笑)
私が常に朝一番目の予約で破砕するのはこの為です。 水分も食事もとらず、先客が終るの待つなんて嫌なので入院日決める時に、朝一番のあいてる日にする。
看護婦さんに『痛かったですか?』と聞かれ、素直に『温水のより痛かった』と答えた。 『え?』って顔してたかな。温水のはある意味快適な温浴だったし・・・。
これから破砕をやる人や、破砕するか迷ってる結石の人の為に書いておきますが、破砕中に「痛い」という言葉が結構出てますが、これは結石が尿管に詰まって救急車に乗るような場合の痛みとは程度が違います^^;。 我慢しようと思えばとりあえず我慢できる程度の痛み。 それに先生も看護婦さんもすぐ来てくれる場所にいるわけです。 それに衝撃波を止めれば別に痛くも無いし(笑)なので、結石の痛みを知ってる人ならこんな治療の痛みは 屁 です。
破砕後のレントゲンを撮って車椅子で病室へ戻り破砕中の点滴から今日のノルマの3本点滴の1本目に交換。
『朝食持ってきますか?』と看護婦さん。
すでに11時を過ぎていて昼食まであと1時間もない。
ものすごくお腹がすいていたが、とりあえず遅い朝食はパス。
水分が欲しかったが、あまりすぐに大量に飲むのは良くないかもしれないと思い、コップ1杯のポカリだけにした。
すぐに喫煙所(^^ゞ これはいいのか?(笑)
破砕の日とは思えないくらい普通の退屈な日課をこなした。
昼食後も喫煙所で今回の破砕で知り合った人達と世間話。
病院での世間話とは、病気の話がまず中心(笑) みんなの話を聞くと、やはり3000発程度らしい。
また、年輩の人は何回目かの結石の再発で破砕という人が多い。つまり、結石体質の人ですね。 同類^^;
いろいろ話を聞いてると、腎臓の石の人は衝撃波が結構痛いが、尿管の石の人はあまり痛くないようだった。
今回知り合った尿管結石患者2名は、破砕中のギブアップが0回と1回だそうだ。
私は確か4回だったはず。。。しかも「全然痛くなかったよ」と言っていた。
回診で先生がレントゲンを見ながら『変わってない様だけど 割れてると思いますよ。破砕中のモニターでも割れてるのが確認できてたから。』
確かに、レントゲンをよく見比べると破砕前に比べ石の色にムラが生じている。 また、上部の方がなくなって小さくなっているようだ。
「割れているなら出すだけだな」と思いベルトマッサージャーをやる。
階段昇降は点滴も付いたままなのでできないし、寝不足なので体力が無い。
ベルトマッサージャーを始めると左の背中が少し痛い。
丁度ベルトをかけている位置、腎臓の部分。
服をまくってみると、、、、腰にゴルフボール大の真っ赤なあざ(・_・;)
これって破砕の衝撃波があたってた部分だ。
どおりで痛いと思った(T_T)
可愛い看護婦さんにも『どうしたのそれ?』と言われた。
『何か塗り薬もって来ましょうか?』と言われたが断ってしまった。
自分で塗れない場所だし塗ってもらえばよかった(^^ゞ
すぐ他の破砕患者の人も自分の背中を確認。
みんな蚊に刺された程度の薄いピンクの小さなあざしかない^^;
破砕後最初の尿は、予想通り赤ワインになっていた。 その後の尿は赤くないが、にごった感じが残ってる。 少しだけ、細かい砂粒もでた。 ただ、破砕されたかけらと言うよりは、ほんとにゴミ。 こんなのがいくら出ても、まだまだ石は残っているはず。 いつも通り退屈な時間を過ごして就寝。
いや・・・寝不足なのに全然寝つけない^^;;;;;;;;車の音もたいして気にならないので、うるさくて眠れないわけではない。 理由もよくわからず眠れない。^^;
結局朝4時まで起きてた。。。
■ 入院3日目 2水曜日
破砕翌日は3点セット+採血をやってから、点滴。前回の入院でよく話してた人が、丁度今日証明書を取りに来たついでに病棟に顔を出した。 人の顔を見るなり『おまえ、また来たのかよ〜』と笑ってる。 そうそう、この人は退院翌日の救急入院で最初に再会して、たっぷり笑ってくれた人だった^^ゞ。 1ヶ月に3度も入院してくる奴を見れば、私でもきっと笑うだろう。 本人が落胆でもしてれば笑えないが、私はいたって元気そうなわけで。。
今月だけで入院が10日以上になる。 さすがに入院疲れみたいなものが出て溜まってきた。 家に帰りたい(T_T) 私は奥さんと4日以上会わなかった事がない。 この入院が一番長い別れなのでした(笑)でも、この日は全然 石も砂もでなかった。少しでも出てくれないと、帰るのが怖い。 前回の例があるので、なるべく入院中に痛んだりしてもいいから石が出て欲しかった。 本気で延泊も考えた。 でも、延泊しても石が出るかどうかもわからないし、救急車を自分の為に呼ぶのを経験したので、呼ぶ事自体には躊躇はしないで済みそうだ。 だから、やはり明日退院する事にした。と言ってもまだ先生が退院の許可を出しているわけではない、が、血尿も無く腎臓も痛まなければ、経過は順調と言う事で退院になるのはわかってる。
さてさて、この日もなぜか眠れなかった。
さすがに3晩続けて3時間睡眠はきついので、眠ろうと思ったがもうどうしようもなく不眠症状態。
睡眠導入剤をもらおうか悩んでる内に午前2時過ぎになってしまった。
今から飲んだら、今度は朝が起きれないじゃん(T_T)
明日退院になるだろうから、家帰ってから眠ればいいや・・・と諦め。
朝はレントゲンのみ。
点滴3本のノルマが今日もある(・_・;
さすがに眠いので、点滴しながら少し眠る事にした。
病院って昼間の方が何となく眠りやすい気がする。
そう言えば入院中に 退院していく人を多く送り出した。 一人で退院していく人なんて・・・ いなかったような・・・(-_-; みんな現金持ってないから支払いの為も含めて、必ず迎えがきてる。 私の場合は保証金に上乗せして預けてあるから支払いの心配は無い。 でも、、、毎回一人で帰るのってちょっと寂しいかも(笑)
病院で観察していると見舞いが来る人は、初めての入院か急に入院が決まったような人の様に感じる。 結石に関しての知識もなく、最初からちょっとやつれてる(^^; 病気知らずだった人って突然入院とかになると、結構精神的なショックが大きいと思う。 家族もびっくりするだろうし見舞いに来るのは当然かな。 結石を持病として自覚している人で、自分で破砕入院の予定組んで来るような慣れた人は、なんていうか、人間ドックにでも来るような感じで入院の付き添いも無く、見舞いもほとんどない感じ。午後になってやっと回診があって「退院ね」の一言を貰う。 今回は座薬もちゃんと出してもらったから安心。 石が残っていて退院後の不安のある人は一言お願いすれば座薬出してもらえますよ(^^) というか、1個持っていた方がいいです。お守りとして。
支払い(前回の破砕とほぼ同額)を済ませて、荷物をまとめて・・・。ナースステーションに挨拶。
『お世話になりました。また来月来ます(^^)v』
『お大事に。いつでも来てねぇ〜』
私が不安がっている(前回の救急入院)のを知ってるから安心させてくる。 誰かが『今日戻ってきてもいいわよ』と言っていた(笑)
やはり接する事が多い為、看護婦さんには感謝感謝。
朝から晩までよく働く人達です^^;
今回の入院もほとんど喫煙所に入り浸っていたので看護婦さんが探しにくる事も度々あり、色んな意味でお世話になりましたって感じ。
私はコスプレでもナース服には興味が全くない。
が、制服の中身の看護婦さんは大好きです。頼り甲斐があって明るくしてくれて。
自立心も強いし。
さて今回は、明日救急入院にならない事を祈りつつ帰路へ。
帰宅後 翌日、翌々日と、きちんと視認できて、つまむ事ができる程度の大きさの砂上の石は毎日10粒以上は出ました。 ただ、合計してもレントゲンでみた石の大きさには程遠い気もする。 だまだあるんだろうな・・・・早く次回の外来のレントゲンが見たい。
破砕した左が少し痛むのは順調として考えていいのだけど、なんと、なんの音沙汰の無かった右の腎臓がズキンッと時々。 このタイプの痛みは結構怖い。 石が動いた時の痛みだと思うからね。 帰宅後の翌々日、何度も続いて痛くなったので急いで入院セットを準備(笑) もし右が動いてるとすれば・・・・あの大きい奴しかないはず。 あんなのが尿管に詰まったら・・・多分気絶すると思う(^^ゞ
と言う事で、この月、左右1回ずつ破砕をしました。
湿式のハードな方の機械と、乾式のレギュラーな方の機械を両方体験しました。
救急車も体験したしね。
あと体験してないのは、この病気治療だと、、、浣腸とカテーテルくらいですね。